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筑波スタンダード

筑波スタンダードとは

筑波大学ウェブサイト「筑波スタンダード-人間としての可能性を知の拠点つくばで拓く-策定」より

この度,筑波大学では,学士課程における本学の「教育宣言」として「筑波スタンダード」を策定しました。

 「筑波スタンダード」は,現在の学士課程(学群・学類)において行われている,教養教育,専門基礎教育及び専門教育の目標とその達成方法及び教育内容の改善の方策を含む教育の枠組みを簡潔にまとめ,目に見える形で学内外に公表するものです。

 本学学士課程の教育目標の達成に向けた方針を示す部分と,学群・学類ごとに「教育目標」,「教育の内容・方法」,「達成すべき水準」及び「教育の質の保証」の4項目について具体的な説明を記した部分の2つで構成されています。

 「筑波スタンダード」の公表により,広く社会に本学の教育方針やシステムを理解いただくとともに,教育の質の保証につなげていきたいと考えています。また,在学生にとっても,現在受けている教育の意味と方向性を理解する一助になると期待しています。

 今後も内容の改善・充実を図りながら「筑波スタンダード」を教育の質の持続的向上に結びつけていきます。

2008.6.6

地球学類「筑波スタンダード」

人材育成目的

 地球の誕生から現在に至る地球の進化、大気圏・水圏・岩石圏で起こる様々な現象とそのプロセス、そして地球環境を舞台に展開される人間活動についての総合的な知識と思考力を有する、社会の諸分野で国際的な視野に立って活躍できる人材を養成します。

求める人材

 地球環境や地球進化に高い関心と探究心を持ち、問題解決に向けて自主的かつ積極的に取組み、広い視野から事象を分析することができる人材。

教育の質の保障と改善の方策

教育指導体制の充実

 入学時、進級時ごとに、適切な履修指導、進路指導を行っています。また、シラバスの内容を充実させ、学生への積極的な学習支援を図っています。

少人数制授業体制

 専門語学、セミナー、演習等は、少人数制を実施しています。学生・教員がマンツーマンで対応でき、きめの細かい親身な指導を行っています。

教員の研究教育能力の保証

 教員のピアレビューにより高度な専門的能力を備えた教員を配置し、学生の様々な要望に応じたきめ細かい教育研究活動を展開しています。また、学生による授業評価、筑波大学の大学教員評価など、多様な観点から教員の教育・研究成果を評価検証し、継続的に質の高い教育の提供に取り組んでいます。

授業改善への取り組み

 ファカルティ・ディベロップメント活動を組織的に実施し、授業内容の改善に向けて個々の教員や教員グループによる教材や教育指導法の主体的開発を行っています。

教育の質の保証と改善の方策


学位授与の方針

 筑波大学学士課程の教育目標及び本学群・学類の人材養成目的に基づき、学修の成果が次の到達目標に達したと認められる者に、学士(理学)の学位を授与します。

■ 自然科学の基礎的な知識を習得し、科学的な思考法を身につけている。

専門能力

■ 研究の企画・遂行・総括能力を修得している。
■ 必要な実験機器・分析装置等を使用できる。
■ 野外調査と室内作業を確実に実施できる。
■ 計算・作図・資料整理・発表等にかかわるコンピュータの利用ができる。

国際性

■ 英語によるコミュニケーションを行う能力を修得している。

プレゼンテーション

■ 自分の研究成果の内容を第三者に的確に伝達する能力を修得している。

教育過程編成・実施の方針

 学士(理学)に係る学修成果を身に付けるためのプログラムとして、次の方針に基づき教育課程を編成・実施します。

総合的な方針

 地球学類は、現在の地球環境を扱う「地球環境学主専攻」と、地球の変遷史を扱う「地球進化学主専攻」の二つの主専攻を設けています。各主専攻では、大気科学、水文科学、地形学、人文地理学、地誌学(以上、地球環境学主専攻)、地史・古生物学、地層学、地球変動科学、岩石学、鉱物学、地球資源科学(以上、地球進化学主専攻)の学問分野を学びます。

順次性に関する方針

 1年次では、自然科学全般に関する基礎的知識を習得するとともに、地球学に関する専門基礎科目や実験科目の履修により、2年次以降に必要な基礎的な能力を身につけます。
 2年次では、地球学入門を意図した専門科目とともに、地球学に必要な数学、物理学、化学、英語などを学ぶことで、計算・資料整理・発表等にかかわるコンピュータや実験機器の利用能力を高めます。さらに、英文の読解能力や英語コミュニケーション能力を修得するための専門英語を受講します。
 3年次からは、主専攻に分かれ、専門科目を中心に履修します。講義、セミナー、室内実験、野外実験で構成された専門科目を受講することで、専門知識を深めます。また、現地での観察・測定・資料収集を通して、フィールドの様々な課題を考察する野外実験を数多く開講しており、野外調査と室内作業を行う能力を修得します。
 4年次では卒業研究が中心となり、教員や大学院生と議論をしながら調査・実験を進めることで、研究の企画・遂行・総括能力や研究成果の内容を第三者に的確に伝達する能力を高めていきます。

育成する能力とカリキュラムの構成

実施に関する方針

 学生の主体的な学修を促すために、学類担当教員による教科書を準備するとともに、e-learningシステムを活用しています。産業界や地域との連携およびキャリアパス教育の一環としてインターンシップ科目を設けています。また、学類独自に、また学群や関連学類と共同で,実験室やコンピュータなど学修を支援する環境の整備を行っています。さらに、国際化の推進のために、少人数制の専門語学や国際野外実験の開講、生命環境学際プログラムの英語講義の受講を推奨しています。
 特色本学類の特徴である野外実験は、本学附属研究センター、附属研修施設などと連携協力して実施されており、大型水路や熱収支・水収支観測圃場などが研究教育目標を達成できるように整備されています。また、地学オリンピックやジオパーク設立に向けた活動に協力することで、地球学類生が地球学を通じた社会との接点を持つ機会を設けています。