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カリキュラムの特徴

地球は46億年の歴史をもつ、水や生物に満ちあふれた惑星です。近年、人間の居住空間としての地球環境を破壊することなく持続的に利用することが強く要請されています。そのためには、地球の進化を復元するとともに、地球環境の動態と人間システムとのつながりを正しく理解し、その未来を予測する学問が必要です。それが、地球学であり、地球ダイナミックスを多角的な観点から明らかにし、様々な社会的要請に応える使命をもっています。

地球学類では、地球の誕生から現在に至る地球進化を解読するとともに、地球の大気圏・水圏・岩石圏で生起する諸現象とその動態プロセス、およびそのような地球環境を舞台に展開される人間活動について、多角的に探求します。地球変動と人間空間のあり方を適確に理解できる基礎的知識を幅広く取得しつつ、21世紀の地球人としてふさわしい総合的な思考力を養成します。


カリキュラム概要

1年次

自然科学と生命環境科学、および地球学全般にわたる基礎的な知識と技術を学びます。地球学に関わる人文・社会系科目も選択することができます。

2年次

地球学への入門としての専門科目が始まるとともに、地球学の理解に必要な地球基礎物理学・化学・数学、さらには野外調査、地理情報システム、データ解析の技術を学びます。

3年次

学生の希望によりいずれかの主専攻を選択し、専門科目中心の履修となります。専門科目は、講義、セミナー、室内実験、野外実験で構成されています。

4年次

卒業研究が中心となります。地球学の課題は多様であり、その手法も野外調査や室内実験、数値計算、文献研究など多岐にわたります。卒業研究のための調査・実験、教員や大学院生などとの議論を通して、地球学の研究方法、意義や面白さがわかります。

地球学類カリキュラム

充実したフィールドワーク教育

地球学はフィールドサイエンスという特徴をもっており、現地での観察、測定、資料収集を通して、フィールドからさまざまな課題を思考する野外実験が多く準備されています。

地球環境科学主専攻

基礎的な観察・観測・調査をおこなう野外実験A(主に2年次を対象)と,より専門的内容の野外実験B(主に3年次を対象)を,各分野で開設しています.

 分野主に2年次対象 主に3年次対象 
 人文地理学人文地理学野外実験A 人文地理学野外実験B 
地誌学 地誌学野外実験A  地誌学野外実験B  
地形学 地形学野外実験A 地形学野外実験B 
水文科学 水文科学野外実験A  水文科学野外実験B  
 大気科学大気科学野外実験A 大気科学野外実験B 

地球進化学主専攻

基礎を学ぶ「地質学基礎野外実験I・II(2年次対象)」,各分野の専門的内容を扱う「地質学野外実験I~IV(3年次対象)」,長期巡検で多様な地質現象について学ぶ「統合野外実験(3年次対象)」を開設しています.

地球環境システム学領域

各主専攻の2年次対象野外実験をふまえ,地球環境システム学に関する専門的野外調査をおこなう「地球システム学野外実験(3年次対象)」を開設しています.

国際性を育むために

地球学類における英語教育

科学の世界での共通言語である英語の修得は,卒業研究やその後の国際的活動に必須です.地球学類では大学共通の英語教育(基礎科目英語,筑波大学英検)に加え,専門英語I(2年次対象),同II(3年次対象)を開設し,英語教育に努めています.専門英語の授業では英語専門書・英語論文の読解や作文技術を学びます。

G30プログラムとの連携

地球学類は,学群教育の国際化を目指す,G30生命環境学群英語コース「生命環境学際プログラム」に参加しています.地球学類の学生は,同プログラムで開設されている,外国人専任教員による講義(英語)を履修できます.専門的内容を英語で学ぶと共に,多様なバックグランドを持つ留学生と交流することで,国際性を身につけることが可能です.

留学

筑波大学では国外の多くの大学と交流協定を結んでおり,多くの学生が留学しています.地球学類では毎年1名程度の学生(主に3年次)が長期留学しており,留学経験者の多くが卒業後に海外の大学の修士課程に進学するなど,国際的に活躍してます.協定校で修得した単位は,筑波大学開設科目の単位に読み替えられますので,留学が単位修得に不利にはたらくことはありません.